
どうもIYOです。ついに香水の本場、フランスのグラースでもオリジナル香水を作ってきたよ!
今回は、前回のオリジナル香水づくりの続編として、IYO自身が作った香水のレシピやそのレシピを作った背景情報について紹介するよ。
香水が好きで自分で作ってみたいけれど、何から始めればよいのかわからないという人や失敗しそうでチャレンジできないな、そう思ってる人もいるんじゃないかな?
前回の記事については
>>>香水作り初心者がオリジナル香水を作ってみた!ノートを意識した作り方
そこで今回は、
- オリジナル香水のレシピを探している
- オリジナル香水のレシピの参考が欲しい
- オリジナル香水のレシピを作る際の考え方を知りたい
- ノートのバランスも意識して作りたい
こんな人には、読みすすめていく中で何かしらヒントが見つかると思う!
IYOが作ったオリジナル香水は10人ちょっとの女友達にプレゼントしたんだけど、皆から好評だったから(お世辞かもしれませんがw)、比較的万人向けな香りになってると思う。
※一応ウィメンズ用を想定しているけど、スパイシー&フローラル系だからメンズがつけてもシーンや付ける人の雰囲気によっては違和感がない香りになってると思う!
それでは、レシピ紹介に入っていこう!
目次をクリックすればとべるので、好きなところから読んでみてね。
まずはレシピ詳細!オリジナル香水『楽園』by IYO

レシピ作成時には、いろいろ考慮したほうが良いポイントがあるんだけど、
しかし、それらは後で説明するとして、先に詳細なレシピを載せてくね。
レシピ詳細
作成したのは香料の濃度が約17.4%のパルファムで、ノートとしてはフローラル・スパイス・オリエンタル系。
原材料 | 分量(mL) |
無水エタノール | 80 |
コリアンダー | 1 |
スイートオレンジ | 5 |
グレープフルーツ | 1 |
クラリセージ | 1 |
エレミ | 2.25 |
オスマンサス | 1 |
カモミールジャーマン | 1 |
カモミールローマン | 0.1 |
ジャスミン | 0.5 |
シナモンリーフ | 0.25 |
イランイラン | 0,75 |
ヒノキ | 1 |
ミルラ | 2 |
IYOが使用した香水作成ツール及び原材料まとめ

上記で紹介したレシピをもとに香水を作成したんだけど、その際に必要となった道具や原材料についてまとめようと思う!
全く同じものを作りたいな!という方は、ぜひ一式揃えてみて!
(※それなりに高かったけど。。。笑)
- 無水エタノール

香水の溶剤として一般的なのは無水エタノール。
掃除用って書いてあるけど香水作りにも使えるから安心して!
Amazonの口コミとか見れば結構書いてあるんだけど、意外と香水を自作している人は多いんだね。で、その中でもこれは定番中の定番。
- 精油

精油は実際いろいろなところで購入できるので、僕が実際に利用したショップやおすすめのショップをまとめて紹介しようと思う。
1つ目は無印良品の精油。いろいろなところにショップがあって、値段もちょうどいいので最もお手軽に買えるショップじゃないかな。
2つ目は自由テキスト。クオリティにこだわった精油で値段も無印良品と同じくらいでおすすめ。
上2つのショップだと基本的に単体の香りしか買えないんだけど、もし多くの精油が欲しい場合は割高になっちゃう。から、セットで売ってるものの中に好きな香りがあればそっちのほうが割安になっておすすめ!
3つ目はAmazonで取り扱いがあるease アロマオイル。単体でもすごく安く精油が手に入るけど、セット販売もしているから、もしセットで気に入ったのがあればラッキー。
そして最後にIYOが利用したPerfumer house。
質の高い精油をものによっては手頃な価格で手に入るから、コスパ重視の人はこっちもおすすめ。
紹介する精油ショップはとりあえずこれだけだけど、特にこだわりがなければこれらのショップの中で一番安い精油を買えばいいと思う!
- 調合用容器

これは無水アルコールと精油を混ぜ合わせるときに必要になる容器。
香水は作った後に2週間、香りが安定するまで寝かせる必要があるんだけど、その時日光は厳禁だから遮光ビンを使うのがおすすめ。
僕はなにかに使えるかなと思ってとっておいたニールズヤードレメディーズのホホバオイルの容器を使ったけど、正直何でもいい。ただ、もしない人で肌に優しいホホバオイルを溶剤とした香水を作りたいのなら、ホホバオイルを買うのもありかな!基本的に遮光ビンに入っているから一石二鳥。IYOが使ったのは⬇⬇⬇
- スポイト

スポイトは調合の際に必要になるね。溶剤や香りごとに使い分ける必要があるから、たくさん入っているものがおすすめ。
ただ、本当は10個とか20個とかで足りるんだけど、その個数で売ってるのがなかったからIYOは100個入りを買った笑
- アトマイザー

実際に利用するシーンや必要な個数を考えて選ぼう。僕は、値段が安かったのと、値段程安っぽくないのと、個数がちょうどよかったから下のを買ったけど、まあ、これもなんでもいいと思う。
ただ、これは蓋の閉まりが悪いものも40%ぐらいの割合で入ってたから、こんなに量が必要じゃない人や見た目や質にこだわりたい人は別のをおすすめする!
これで全部の紹介が終わったから、ここで紹介したものを買ったらとりあえずは同じ香水を作れると思う。ただ僕自身としては、あなたにも自分でレシピを考えてほしいと思っているから、ぜひ読みすすめてみて欲しい!
オリジナル香水レシピを作る際に知っておきたい知識

それでは、香水を作る際に知っておきたい知識についてまとめていこう。
これらを知っておかないと、下手すると体調崩したりすることもあるから、知らない部分はしっかりとチェックしておいてね。
知っておきたい知識は以下の5つ。
- 作成期間について
- 精油の割合による香水の分類について
- 精油の特徴について
- 精油の香り別の相対的なバランスについて
- 精油のノート別の相対的なバランスについて
作成期間について
1つ目は香水の作成に必要な日数について。
香水の調合は1日で終りますが、その後、溶剤である無水アルコールと精油をなじませる期間が2週間必要。
もしプレゼント用とかで、この日までに必要っていうことがあればいつから作り始めるかスケジューリングしといたほうがいいね!
精油の割合による香水の分類について
香水全体の量に対する精油の量によって香水は分けることができるんだけど、例えば、最もその割合が小さいものをオーデコロン、大きいものをパルファムって呼ぶ。
詳しくは
>>>香水初心者は知っておきたい基礎知識やおすすめの付け方・付ける場所
自分で作る場合は香りが弱くなりやすいから、パルファム(精油の割合が全体に対して15%~30%)がおすすめ。
精油の特徴について
精油の特徴について調べることは、自分で香水を作る際に必要不可欠。
精油の特徴として知っておきたいことには、
- トップノート/ミドルノート/ベースノートのどれか
- 香りの強さ
- 何系の香りなのか(フローラル・スパイシーetc)
- 禁忌はあるか
の4つは全体に知っておきたい。
特に4つ目に関しては体調を崩すこともあるので確認して欲しい!
(例えば妊娠中は利用を控えるべき精油もあったりする)
ここらへんは、「精油名 特徴」などで調べたら出てくるから調べてみてね。
ちなみに僕が利用したサイトはいくつかあるけれど、おすすめは
→Timeless Edition
精油の香り別の相対的なバランスについて
精油には相対的に香りの強さがある。例えばスイートオレンジの香りはとても弱いけど、シナモンリーフの香りはとても強い。
この強弱の関係を把握してないと、弱い香りが全く香らなくなってしまったり、強い精油の香りしかしなくなってしまったりする。
この強弱について知るには2つの方法がある。
- ブレンドファクターを参考にする
- 自分で比較する
ブレンドファクターとはロバートディランドによって香りの強さをまとめたもので、例えば「とある話題の気になる疑問」というブログで確認できる。
もう一つは自分で香りの強さを比べて、ブレンドファクター同様に自分なりに表にして見る方法。

おすすめは、ブレンドファクターを参考に一度自分なりに組み立て直す方法だね。
精油のノート別の相対的なバランスについて
香水の香りは主に最初に香るトップノート、中盤に香るミドルノート、最後に長く香るベースノートに分けることができる。
香水としてまとまったものを作る際には、これらのバランスも考慮する必要があるね。一般的に言われているのは、
TOP:MIDDLE:BASE=3:5:2
って言われているね。これを参考にしつつ作っていこう。
そして最後にもう一つ、僕がフランスで言われたポイントを紹介すると、香水の調合はベースノート→ミドルノート→トップノートの順に調合していくといい。
家を作るときみたいに、まずは土台から作っていくってことだね。なぜなら、香水の最も長く香るノートはベースノートであり、香水の特徴を最も表すのがミドルノートであって、大切なノートから基準にしていきたいからってことだったよ。
以上で、香水を作る際に知っておきたい知識まとめは終わり。
ここから先は、香水を作る際に考えておきたいポイントについてまとめるよ。
オリジナル香水レシピを作る際に考えたいポイント

せっかくオリジナルで香水を作るので、自分の感性やクリエイティビティをフル活用して表現していきたいよね。
僕は香水はアート作品だと思っているから、香水のレシピを作る際はぜひあなたもアーティストになったつもりで作ってみて欲しい!
そのため次に紹介するポイントは、オリジナル香水にあなたの色を出すために考えておきたいポイントまとめ。これらを考えていないと香水を作れないというわけではないけど、考えておくことで愛着や作品としての深みが増すこと間違いなし!
考えておきたいポイントは以下の3つ。
- テーマ
- 香りとして落とし込みたい情景・風景・イメージ
- 香りそれぞれの歴史や捉えられ方
テーマ
このテーマを決めるということは、あなたが作る香水のなんとなくの方向性を決めるっていうことでもあり、その香水にどのような想いをのっけてどのようなメッセージ性をもたせるのか、または持たせないのかを決めるということ。
僕が作った香水を例に上げると、
- テーマは楽園
- のっけた思いは自分が今いる環境を大切に尊重したいという思い
- メッセージは楽園がそうあり続けるためには、外部環境に対して一定の排他性が必要になってくるから、もしあなたが楽園の外にいて楽園に入ろうとするのなら、自己責任で自己努力でやらなきゃいけないことがあるだろっていう少しの攻撃性
と言ったところ。すごく抽象化してあるから分かりづらいとは思うけど!
香りとして落とし込みたい情景・風景・イメージ
なんとなくの方向性はテーマで決まったけれど、使用する精油を迷った際に必要になるのがこのイメージ。イメージが鮮明なら鮮明なほど、自分が作りたい香水においてどの精油がピッタリ合うか、また、どっちの精油を使うか迷った際の指針になる。
僕のオリジナル香水で言えば、イメージだから言語化するのは難しいけど
- 楽園の中は幻想的でぼんやりとしててオリエンタルな花が溢れている
- だけどその周りは棘のある植物や刺激が強い排他的な環境
みたいなところだね。
こうしたイメージが僕の香水で使用するノートをオリエンタルでフローラルでスパイシーなものにした。
香りそれぞれの歴史や捉えられ方
香りは昔から人間の営みに身近であったものがいくつもあるんだ。また、学名の由来とかを調べてみると、これまでの、その香りと人間との関わりとか多くの人が持っていたイメージとかが分かったりする。
だから、どの香りを使うか迷ったときの指針になりうる材料だと思うんだよね。
僕の香水で言えば、テーマが楽園だから学名が「Paradisi(楽園)」のグレープフルーツを使ったり。
意外と簡単に作れるオリジナル香水を作ってみよう

今回の記事はこれで以上!もう一度内容についてまとめると、
- 『楽園』by IYO の詳細レシピ
- オリジナル香水を作る際に知っておきたい知識
- オリジナル香水を作る際に考えたいポイント
について。
香水好きの人の中には、自分で作ってみたいけれど作り方がわからない、敷居が高い、そう思ってた人も多いと思う。
僕自身も作る前はそう感じていたけれど、いざ取り組んでみるとすごく楽しくて、そして意外と簡単に作ることができたから、それをシェアしようと思ってこの記事書いてみた!
だから、興味がある人は一度トライしてみよう!

●The Arts of the Chillax【Chill & Relax】
●Fragrance / Music /Video / CBD etc
●Chillaxの快適体験をBlogで伝えたい
●香水が好きすぎてフランスまで作りにいきました